6年目2019年05月18日 13:57

ホリデー車検から車検のお知らせが来てあせる。
車検は来年だろ。

シリンダーヘッドとシリンダーの間にオイル滲みが出来るようになり
それがだんだん酷くなりオイル漏れと言える状態になってきた。
1週間ほど通勤するとシリンダーフィンの端に油滴が出来て垂れるほど。
必要な部品は揃えてあるので分解を始める。
ロッカーカバーを外しロッカーベアリングも外しプッシュロッドを持ち上げると
先端だけ外れて来た。
ロッドの部分のカシメが外れてガタガタになっている。交換するしかない。
シリンダーの固着は解消していると思ったのだがシリンダーヘッドはビクともしない。
イン側エキパイ側にハンマーの柄を突っ込みショックレスで叩いてみても全く動く
気配がない。
そこでホイストでヘッドを持ち上げ気味にして叩いてみるとあっさり外れた。
ヘッドナットにワッシャーは無くナットに直に押されてヘッドの穴の部分が潰れて
スタッドボルトを締め付けていた。
穴を少し大き目のリーマで修正し、座面をエンドミルで平面に修正。
硬度の高い鋼材でワッシャーを製作。
燃焼室とピストンヘッドにはカーボンが1mm位固まっていた。

シリンダーとピストンも外し測定。
シリンダー内径 φ83.96
ピストン外形  φ83.85
クリアランス0.11mm。
もう少し大きいと思っていたのだが0.11mmで大丈夫なのだろう。27000km
走っているし。
ピストンリングの隙間が少し大きいので交換する。
ピストンは前後に軽く当たりがある程度で綺麗。
シリンダーは1ヶ所深い縦キズがあるがクロスハッチも残っているし
まだまだ行ける。
次回はオーバーサイズピストンにしよう。
シリンダーとクランクケースのガスケットには白いコーキングが大量に塗られていて
盛大にはみ出していた。
バルブガイドのクリアランスも0.04~0.05で磨耗無し。
キャップも偏磨耗していない。
前回ロッカーアームを新型に交換したので効果は出ている。
バルブの当たり幅も正常で排気側だけ少し荒れている程度。
シートカッターで軽くさらう程度ですり合わせ。
バルブシート外径はφ50mmでin側は鉄、ex側は銅系だった。
45°面の外側をバルブシートより小さい径のシートカッターで加工していて
外径との間に段差があったのでφ50mmのシートカッターを作り加工。
カーボンのたまり具合にしてはバルブの当たり面は綺麗だ。
バルブスプリングもへたっていない。
クランクのガタも無し。
シリンダーヘッドの合わせ面を軽く面研してガスケットに液ガスを薄く塗り組み立て。
カーボンの噛み込みと思われる始動不能に数回なったことがあるが今回の掃除で
しばらくは気持ちよく乗れそうだ。

今回の交換部品
シリンダヘッドガスケット42333C
ベースガスケット144628
プッシュロッド32351、32352
ピストンリングP/RINGA
オイル交換 pennzoil20w-50
プライマリオイル 10w-40