現在の姿2022年01月09日 18:19

少し前から異音はしていたのだが。
500は3~4万キロで壊れると聞いていたがとうとうやって来た。


ドレンから灰色の金属粉を含んだオイルが出てきた。
これってクランクが逝ったんなよな。
これから分解調査。

クランク分解完了2022年01月11日 17:44

とりあえず測定。
0.07~0.08といったところ。

クランクピンナットが回らない。1mの棒で渾身の力を込めてやっと外れた。

やはりコイツだった。
幸い外径は無傷で摩耗も無い。クランクピンもコンロッドも損傷や摩耗は無い
エンジンの内部はコンロッドブッシュのカスだらけ。
すべて分解しオイル通路など清掃。
必要な部品を発注する。

クランク完成2022年01月18日 20:38

クランクケースのガスケットをはがしキレイに掃除。
ベアリングはすべて日本製にする。
ブローバイガスの出口はシリンダー直下の部分を開通した。
オイルタンクとの通路を塞いでしまうか検討中。

大容量オイルポンプはリターン側のみケースの加工が必要だった。
フィード側は無加工で良いのだが確認もしないで加工してしまった。
ヘッド側はバルブを外し燃焼室の掃除。
バルブスプリングを計測するとインナー側が47mmしかない。
アウター側はまだ大丈夫だったが両方交換する。

フライホイールの外径はタイミング側φ180.98、ドライブ側φ180.89。
組み立てる時は外径で0.05mmずらせば良いところまで行くはず。
コンロッドブッシュを組み、穴からオイルをたっぷり入れる。
クランクピンを半分ほど挿して計測してみると0.05mmくらい。
もうこれでイイんじゃねと思ったがもう少し詰めて見ようと調整するが悪くなる一方。
もう一度外径基準で揃えてやり直すが0.05以下にならない。
諦めて最後まで圧入。
これで計測すると0.03くらいになった。
もうこれで良しとする。

ギアボックス分解2022年01月24日 17:51

ベアリング取り外し。

両方日本製シール付きベアリングに交換する。
オペレーターピンにOリング装着。
ここからじわじわ漏れていたのだ。
本体側のOリングが当たる所は鋳肌なので平らに加工。
ピンとナットは接着。
ベアリングキャップにもOリング装着。
ここからもオイルが漏れてケース内に溜まって分解する時にこぼれて来る。
スプロケにもOリング装着。
カラーの5mm長いのを作りOリングの溝を加工。
スプロケを5mm短く加工。
キンキンに焼きが入っていて超硬でやっと削れた。
スプロケにOリングの入るタイプは145406の方なのかと今更気付くがもう遅い。
これでオイル漏れ対策はOK。